グリーティングカード専門店「ペーパーツリー」より、フェイラーのハンカチを主役にしたラッピングアイディアをお届けします

2019年12月25日
    • interview


一年お世話になった友人、同僚、親族へ。そして来年もお世話になる皆さんへ。SNSで挨拶を済ませるのが当たり前の時代だからこそ、今年はその人の顔を思い浮かべながらグリーティングカードを選び、フェイラーのハンカチに添えて感謝の気持ちを手書きのメッセージに込めてみるのはいかがですか。
教えてくれるのは、東京でも数少ないグリーティングカード専門店「ペーパーツリー」を営む岡本さくらさんと、上質で洗練されたリボンデザインを提案する「Proulish®︎」代表の原 希悠麗(きゆり)さん。「フェイラーのハンカチのデザインは絵画のように美しいので、これが主役になるように透明のボックスに入れるラッピングを考えてみました。ポイントはデザインを引き立てるリボン選び。微妙なカラーの違いで、ラッピングと一体化するような世界観が生まれるので大切なんです」。


クリスマスツリー風ラッピング

『ハンプトンコート』のハンカチは、淡いカラーリングが上品で、16世紀のイギリスの庭園を彷彿とさせる絵画のような1枚。これをツリー型のボックスに入れて立体的に見せると、花柄のクリスマスオーナメントの完成です。ツリーに飾ったり、ホリデーパーティのお土産にするのも素敵!

ハンプトンコート ハンカチ(ペールグリーン)
約25×25cm 税込2,420円

(a)

(b)

(c)

(d)


ピラミッド型の透明ボックス、クリアファイルを正方形に切って円錐状に丸めたもの(ツリー型の台座になる)、底面サイズに切ったゴールドのペーパー、ゴールドの紐、ヒイラギの葉(2枚)、オーナメントボール(2個)を用意(a)。2つ折りにしたハンカチを台座に巻きつけ(b)、はみ出した部分を折り込んでボックスに入れます。底面にゴールドのペーパーを敷くと華やかさがプラス(c)。テープでヒイラギの葉を飾り、ボックスの穴に紐を通し前面で一度結び、その紐の両端にオーナメントボールを通し(d)、かたく結べばできあがりです。
 


ボックスにメッセージを入れるというスペシャルなアイディアも!
実は今回、岡本さんの友人で大人気カリグラファー島野真希さんが「Merry Christmas!」のメッセージを描いてくれました。フェイラーマガジンの読者限定で、カリグラフィーのダウンロードが可能。 ダウンロードはこちらからどうぞ >>  プリントして、ボックスにトレースすれば、モダンなラッピングにブラッシュアップ。ぜひ来年トライしてみて。


新春の喜びをボックスに詰めて

『ルシヨン』のハンカチは、新しい年の幕開けにぴったりの清々しい1枚。モチーフの色とつながるようにペールイエローのリボンを添えてお花のように結べば、華やかさがUP。新年のお配りギフトにもおすすめです。グリーティングカードに描かれた「Best Wishes」は、新春や新しい始まりにふさわしい、前向きな言葉。大切な人の幸せを願い、感謝の気持ちをしたためましょう。

ルシヨン ハンカチ(ペールブルー)
約25×25cm 税込2,420円

 (a)

(b)

ポイントとなるリボンの結び方を解説。リボンは好みの大きさに輪を作り、谷折りにして重ねていきます(a)。重ねるほど大輪に。最後は細いワイヤー(ブリザーブドフラワー用がおすすめ)か糸で固定し(b)、余ったリボンを一重に結び、残りをカット。重ねたリボンをほぐし、形を整えます。両面テープでボックスに貼り付ければ完成です。


ハンカチのモチーフにもメッセージを込めて

会社の同僚や女友達への一年のお礼ギフトは、持っているだけでメイクやファッションにこだわりたくなりそうな『ミスラブラリー』を!パフュームのモチーフに、さり気なく「今年こそいい出会いを♡」という隠れメッセージも込めて……。リボンは、パフュームボトルに合わせた上品なピンクをセレクトしました。

ミスラブラリー ハンカチ
約25×25cm 税込2,420円

左右に2回ずつ、八の字にリボンを重ねていき、都度真ん中を両面テープで留めていきます。最後は、中心部分にリボンを巻きつけ裏面で留めれば完成。ボックスからこぼれるようにセットするといいバランスに。


水引を使いお年賀ギフトに

自分のイニシャルが刻まれたアイテムは、無条件で嬉しい!特別感たっぷりの『イニシャルガーデン』のハンカチは、イニシャルが見えるようにボックスに入れて。ここでのポイントはシックに飾ったリボン。実は、グリーンのリボンに水引を1本挿しています。ささやかな“和”の演出で “お年賀”にふさわしいラッピングに。

イニシャルガーデン ハンカチ
約20×20cm 税込2,200円

(a)

(b)

(c)

(d)

用意するのは、水引(量販店で購入可)、同系色のリボン2本(各約20cm)、バックル型のアクセサリーパーツ(手芸ショップで購入可)、ミニカード(a)。リボンを重ねてバックルに通し(b)、軽く曲げた水引をリボンに重ねて挿し込みます(c)。バックル部分に両面テープでメッセージカードを貼れば完成(d)。小さなカードにも「素敵な1年になりますように」のメッセージを忘れずに。
 


ペーパーツリー 岡本さくらさん(右)
アシェット婦人画報社(現ハースト婦人画報社)にて、ELLE Japon、ELLE DÉCOR、翻訳書籍などの宣伝PRを担当。それまでの海外生活や出版社での仕事を通じて、直筆のカードや紙製品の温かさ、美しさに魅了される。2007年に退社し、2009年の女児出産を経て、2012年10月にグリーティングカード専門店「ペーパーツリー」をオープン。その専門性が取り上げられ2019年9月、TBS「マツコの知らない世界」に出演。
https://www.papertree.jp
Instagram:@papertree_official

リボンデザイナー/リボン講師 原 希悠麗さん(左)
大学卒業後、ハイブランドのアパレルに従事。退職後、出産・育児が一段落したころ、ブリザーブドフラワーを通じ、リボンを巧みにアレンジして花を引き立てるのはもちろん、花に埋もれないリボンのアレンジの幅広さに魅了される。2018年、リボンの楽しさと優雅さを知ってもらうべく(株)日本リボンデザイン協会を立ち上げ、東京や横浜でリボンの教室「Proulish®︎」を主宰。教えを受け継ぐライセンス校や認定校を続々と輩出している。
https://proulish.com


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