「GOOD LIFEフェア2022」に出展 フェイラーのブランドメッセージ「心はいつだって踊れる。」体験を!

2022年11月01日
    • fair・event

フェイラーは「心はいつだって踊れる。」のブランドメッセージを身近に感じ、体験していただきたいという思いから、9月に東京ビッグサイトにて3日間にわたり開催された「GOOD LIFEフェア2022」に出展。モノ・コト・トキを通じて、SDGsを知り、体験し、楽しむことがコンセプトの参加型フェスティバルの中で、フェイラーはぬり絵体験イベントのほか、ラグビー元日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さんにご登壇いただき、「心はいつだって踊れる。」子育てをテーマに、講演していただきました。今回は、ご好評いただいたフェイラーのブースでのイベントの模様とステージでのセミナーの内容をお届けします。


「心はいつだって踊れる。」フェイラーのブースをご紹介




フェイラーのブースは、「心はいつだって踊れる。」のブランドメッセージが大きなパネルに装飾された、カラフルで明るい空間。フェイラーのシュニール織の美しい色柄や柔らかな質感に触れ、情緒的価値を感じていただけるよう、新作ラインアップの一部を展示しました。またフェイラーの人気モチーフ「ハイジ」のデザインがプリントされた、A4サイズのキャンバスバッグにぬり絵をしていただくことで、感性を駆動させる「ぬり絵イベント」を開催。期間中はいつも行列が絶えないほど大盛況で、大勢の方々に心躍るひとときをお楽しみいただきました。



 


ブースでは感性を駆動する「ぬり絵イベント」を開催


フェイラーの色柄の美しい世界を体験していただくため、「ハイジ」の人気キャラクターたちを自分好みにぬり絵して、世界にひとつだけのバッグに仕上げていただく「ぬり絵イベント」。もちろんぬり絵したバッグはお持ち帰りいただけます。フェイラーのデザインに使われているのは1柄につき、最大18色。お好きな18色の中から、「何色にしよう?」と考えながら、ご家族そろって、真剣なまなざしでぬり絵に取り組んでいる様子は、まさに感性が駆動する時間!皆さんが思い思いの色で自由に表現される、さまざまな彩りの「ハイジ」を見ることができて、フェイラーとしても心躍る時間となりました。またInstagramまたはTwitterをフォローいただいた方にプレゼントする「ハイジ」オリジナルステッカーも、多くの皆さんに喜んでいただけました。

 

ステージでは「心はいつだって踊れる。」子育てについてトークイベント

フェア期間中は会場内にあるステージで、セミナーやトークショーなど、いろいろな催しがおこなわれる中、フェイラーでは、元ラグビー日本代表キャプテンで、“理想のお父さん”として憧れの存在である廣瀬俊朗さんに「心はいつだって踊れる。」のメッセージのもと、子育てについて講演いただきました。MCはフェイラーの大ファンで、フェイラー公認アンバサダーでもいらっしゃるフリーアナウンサーの藤本真未さん。「ハイジ」ブラックのスカーフを編み込んだ素敵なヘアスタイルで司会を務めてくださいました。

まずは改めて、ドイツ生まれのブランド、フェイラーのヒストリーをご紹介。創業から約75年、ドイツの伝統工芸織物のシュニール織で作られた製品は贈り物としても喜ばれ、2015年にはギフトコンセプトショップ「ラブラリー バイ フェイラー」を展開。今年、日本上陸50周年を迎え、新たなブランドメッセージ「心はいつだって踊れる。」を発表したことなどをお話したあと、ラグビー元日本代表キャプテン、廣瀬俊朗さんの登場です。

「心はいつだって踊れる。
いやなことがあった日も。
へとへとに疲れた日も。
好きなものがすぐそばにあれば
ただそれだけで人はうれしくなれる。
そう、心はいつだって踊れる。
ふとした瞬間、肌に触れるやわらかさに。
ぱっと目をひく、あざやかな色模様に。
どんなに小さくても、些細なことでもいい。
大切なのは、そのドキドキにきづけること。」


フェイラーが発信するブランドメッセージに共感してくださったという、廣瀬さんの朗読から講演はスタート。廣瀬さんご自身、このメッセージのとおり、身の回りにひとつでも好きなものを置いておくと、心が穏やかになったり、落ち着いたりすることがあるとのこと。イベント当日も悪天候の影響で新幹線の中で待機というトラブルに見舞われたそうですが、フェイラーのハンカチを見ながら癒されて、お気に入りのものをそばに置いていくことの大切さを改めて感じましたとお話してくれました。

そんな廣瀬さんの“今日のハンカチ”は、フェイラーの「ゴルフ2021」ハンカチ。
「僕は現役時代からずっと芝生=グリーンが大好きでしたから、グリーンを見ると、気持ちが高ぶってくるんですよね。それに、おしゃれなゴルフグッズがそれこそ踊っているみたいに楽しそうにしているデザインが、とてもお気に入りです。スコアはあまり言えないですけどね(笑)」。

いよいよセミナー開始ということで、まずは、感性が駆動するのはどんな時かをお聞きしたところ、「子供と一緒に自然に触れられる瞬間がすごく好きですね」と廣瀬さん。夏休みは北海道・定山渓でカヌーに乗ったり、豊かな緑に囲まれて水遊びをしたり、乗馬体験をしたことなどを写真とともに、紹介してくださいました。


続いて、廣瀬さんが子育てする上で、気をつけていることなどをお聞きしました。
「彼らには彼らなりに自分のアイデアや考えがきっとあると思いますので、僕の視点や僕の成功体験で物を言わないことは、とても大事かなと思っています。何かあった時も、どうしてそうしたのか、どう思ったのかを聞くようにして、結果だけでみないように心がけていますね。先日、娘が緊張しすぎて、新体操の発表会をお休みしたんですね。僕は、妻と娘が喧嘩になった時だけは、家でもキャプテン的な立ち位置で仲裁に入るようにしていまして(笑)、娘に今、どういう気持ちなの?次に行く時はどうしたらいいと思う?と問いかけてみました。叱るのではなく、この失敗から何かを学んで欲しいという気持ちです」とリーダーならではの包容力で、お子さんたちを温かく見守っている廣瀬さん。「よく言っていただけると包容力で、これで娘がわがままになってしまうかもしれませんが、でも根本は子供たちを信じて、最低限、絶対に怒らないといけないことは厳しくするという感じでいきたいと思っています」



子育てにおいても、やはり“キャプテン”である廣瀬さん。ラグビーを通して養われたことややっていてよかったと思うこと、ラグビーが大事にしているフィロソフィー、ラグビー憲章についても教えてくれました。
「とてもグローバルなスポーツですので、ラグビーを通じて、ニュージランドにもフランスにもアフリカにも、世界のいろいろなところに友達ができました。本当にすごくいいスポーツだと思います。相手チームとも試合が終われば仲間になるという考え方が本当にラグビーらしくて、いいですね。もともとラグビーはレフェリーがいないスポーツ。審判は裁く人というより、一緒にゲームを作る仲間ですし、選手同士、観客同士もお互いを尊重し、品位を持って接していて、ラグビーそのものにリスペクトがあるんですよね。子供の時に品位が大事、結束が大事、なんて言われたことはないですが、ラグビーをやっていると自然と培われていくのかなと思います。僕は今、ラグビーをいろいろな立場の人が、何歳になっても続けられる生涯スポーツとして、次世代に繋げていきたいという想いからOne Rugby(ワンラグビー)というNPO団体をやっていますので、ぜひ皆さんに応援してもらえたらうれしいです。そしてラグビーのことをもっと知って、どんどん好きになっていただけたらと思います」。


最後は廣瀬さんへの質問タイムで盛り上がりました


 

トークイベントのラストは質問タイム。聴講してくださった来場者の方々からの素晴らしい質問と、廣瀬さんからのとてもためになる興味深い回答をここにご紹介します。
最初はお子さんがスポーツをやっているママたちからの質問です。

Q.『15歳の息子がボクシングをやっているのですが、怪我をしてしまい、気持ちが下向きになっています。廣瀬さんはそういう経験はありますか?どうやって乗り越えましたか?』

A.僕らも怪我をした瞬間はかなり落ち込みます。もしかしたらポジション取られるかもしれない、今まで積み重ねてきたレベルを落とすことになるかもしれない、いろいろ気になることはありますが、怪我したことは仕方ないことなので、早く治すこと。そしてたとえば上半身を怪我したなら、下半身を鍛える時間にするのもいいですし、あとラグビーの場合、練習を俯瞰的にみる機会にもなります。チームメイトの様子を客観的に見たり、ラグビーの知識を増やしたりするのには、良い時間かもしれないと思うようにしますね。マインドとしては、できないことにフラストレーションを溜めるよりも、この状態で何ができるんだろう、それをどう次に繋げられるだろうと考えるように。あとは本を読んでみるとか、映画を見てみるとか、ちょっと違う角度から刺激をもらうのもいいですね。いろいろな分野で頑張っている人がたくさんいることに目を向けて、自分はボクシングを通して頑張っていこう、という気持ちになれたらいいのかなと思います。



Q.『息子と娘はずっと空手をやっていたのですが、1年前にきっぱりとやめてしまいました。息子は優勝や都大会3位の経験もあるので、やらせたいなと思いますが、子供たちは違うようです。もう新しいスポーツを始めていますが、親としてはセンスがあるところを伸ばしてあげたい気持ちがあり、葛藤しています。ご意見を伺えますか?』

A.すごい成績ですし、きっと得意なんでしょうから、個人的にはやってもいいのかなと思います。ただ好きでも得意でも、人と争うことが好きじゃないという場合もありますよね。上のレベルを目指すことがプレッシャーなのかもしれないし、いろいろな人に何か言われるのが好きじゃないのかもしれない。もう少しエンジョイできるといいのかもしれないですね。お子さんたちがやりたくなくなった原因はどこにあるのかな?あの五郎丸選手もラグビーを一回やめて、サッカーを3年くらいやって、またラグビーに戻ったそうですが、彼はサッカーをやったおかげでキックがうまくなったと言っているので、他のスポーツに取り組んでみるのは、とてもいいことのような気がします。お母様としては新しい挑戦を応援しながら、空手の試合を見るといった機会も少し作っておいて、待ってみるのがいいかもしれないですね。


ここでMCの藤本さんからも質問が。
Q.「廣瀬さんは5歳の時からラグビーをされていたとお聞きしましたが、やめたいと思ったことはありましたか?」

A.練習をやめたいと思うことはたくさんありました(笑)。特に日本代表の時はキツすぎて、朝5時半から練習が始まって、10時、午後も2時、6時といった感じで続くんですね。あー、今日もこんなにしんどいのか…とはなるのですが、ラグビーも友達も好きだったので、ラグビー自体をやめたくはなかったですね。本当にやめようと思った時に引退した感じです。人に何か言われてやめるのではなく、自分がこのスポーツから離れようと思えた時に、僕自身の意思でやめるほうがいいなと。もうこれ以上のことはないから引退したい、やりきったと思った時に決断しました。

そして、お子さんたちからも質問が続々!大勢の人がいる会場で、勇気を出して手をあげてくれたことに、小さい頃はシャイだったという廣瀬さん、とても感動したそうです。
まずは、バスケットボールをやっている男の子からの質問。

Q.『ラグビーで相手にいっぱい点を取られている時は、どういう気持ちですか?』

A.自信を失ったり、怖かったり、また取られるんじゃないかという不安がずっとあって、気になりますね。ただラグビーの場合、トライを取られた後、相手チームがキックを蹴る間に、取られた方のチームは円陣を組めるんですね。トライを取られた原因について少し話したら、ではこの後どうすればいいかという話をします。その時に抽象的な言葉で言っても、たとえば「集中しよう」だと、「何に集中するの?」となりますよね。だからできるだけ具体的に、最初の3歩に集中しよう、といった感じで、みんながイメージできるようなわかりやすい言葉で声かけをする。そうするとみんなが前向きな気持ちで、次のアクションを考えられるようになるのかなと思います。



 

続いて、バレエをやっているという女の子からの質問。
Q.『ラグビー以外に好きなスポーツはありますか?』

A.最近、頑張ろうと思っているのはゴルフですね。あと全然上手ではないですが、湘南エリアに住んでいるので、サーフィンがすごく好きです。海沿いをランニングするのもとても気持ちよくて、また仕事を頑張ろう!と思えます。小さい頃はサッカーを平日毎日やっていて、ちょっとずつですが、テニスをして、バスケをして、冬はスキーをして、といろいろなスポーツを楽しんでいました。あと、意外かもしれないけれど、昔はバイオリンもちょっとだけ。ものすごく下手でギコギコ鳴るんですけど(笑)、音楽やアートも大事なのかなと思って、文化的なものに触れる時間も作っていましたね。

とてもいい質問ばかりで、「僕自身、背筋が伸びました」と廣瀬さん。ほかにも「最高どれくらいの点を取ったことがありますか?」という可愛らしい質問もいただきました。ご自身では2トライくらいだったかなとのことでしたが、チームみんなの力で最高80点くらい取ったことがあるそうです。またバレエをやっているというお子さんには、MC藤本さんから「フェイラーにはスワンレイクというバレエのモチーフもありますので、ぜひチェックされてくださいね」と、大のフェイラーファンならではのコメントをいただいたところで、いよいよ最後の質問に。

Q.『スポーツ医学に関わる仕事をしている関係で、ラグビー部の大学生や高校生とやりとりする機会があるのですが、部活でラグビーを頑張っている学生たちに何かメッセージをいただけますでしょうか?』

A.学業との両立で大変かもしれませんが、その環境の中で毎日ベストを尽くして、よりよい自分になっていくために頑張ってほしいです。もちろん大会でベスト8を目指そうみたいな、目標を掲げていると思いますが、仲間と一致団結して、切磋琢磨しながら何かをやる経験はとても貴重。そういったことにこそスポーツの価値があると思いますので、勝ち負けだけにとらわれずに、何かを築いてほしいと思います。僕はよく、なぜ勝ちたいの?という話をするのですが、勝った後にどんな世界を作りたいのか、どんなものを後輩に残していきたいのか、そのために勝とう、ということだと思うんですよね。だから部員みんなで、勝つ意味について話をしてほしい。それは部活を引退した後も残るものですし、部にとって素晴らしいことだと思います。ぜひたくさんの学生さんにそういうメッセージを広げていっていただけるとうれしいです。

ステージはあっという間の30分間。終始なごやかな雰囲気で、質問コーナーも盛り上がり、インタラクティブで和気あいあいとしたセミナーとなりました。お子さんたちから手が挙がるたびに「質問してくれて、ありがとう」とお礼を言いながら、丁寧に答えてくださる廣瀬さん。すっかり優しいパパの表情でお話されている様子が、とても印象的でした。スポーツをやっているお子さんにとってはもちろん、スポーツに関わっていらっしゃる方、子育てをしている親御さんにとって、とても参考になる有意義なお話がたくさん聞けて、聴講してくださった皆さんにご満足いただけたよう。そして廣瀬さんにとっても、心躍る楽しい時間となったそうです。


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