#フェイラーワークショップ Vol.01  感性を動かして、もっと楽しく、もっと私らしく フラワーアレンジメント

2022年07月06日
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    • interview

感性をいきいきと動かして、季節とともに楽しく豊かに暮らしていただきたいという思いから、フェイラーでは、皆さんと心踊る時間を共有できるような参加・体験型のワークショップを企画しました。
今回は、フェイラーの代表的なモチーフの花を日々の暮らしに取り入れて、美しさを愛でながら幸せな時間を過ごしていただきたく、フラワーアレンジメントのワークショップを開催。フェイラーファン6名にご参加いただいたイベントのリポートとともに、生活に花を取り入れる楽しさやご自宅で実践できるテクニックなどをご紹介します。



2022年6月11日(土)、おしゃれなフラワー・プランツショップとして有名な東京・外苑前のFUGA(フウガ)のアトリエにて開催しました。講師を務めてくださったのはFUGAチーフデザイナーの近江香朋里さん。誰もが手に入れやすい身近な季節の花材を使ったブーケ作りをテーマに、ボリュームたっぷりなスモークツリーとフェイラーのフラワーモチーフの中でも一番人気のバラをふんだんに使ったアレンジを教えていただきました。


バラとスモークツリーを主役にしたブーケ作りのプロセスをご紹介

まずはスモークツリーを花瓶に入れて土台に

メインの花材のひとつは、一番旬のスモークツリー。5、6月に出回るふわふわとした、ちょっと変わった雰囲気のお花で、おしゃれに季節感が出せます。お店に並ぶのは1ヶ月くらいと短いそうですが、その時期は「煙の木」の名前の通り、店内にモクモクと広がっているそう。今回は赤系のスモークツリーを3本使用しました。
「枝分かれが多いので、花留めとして使っていきます。まず一番つきのよい大きなものから、枝分かれの部分が花瓶の縁にしっかりと乗るくらいにカット。使いたい花瓶の高さの2倍くらいの長さに合わせてお花を切るとバランスよく飾れます。次に大きいものを同じ要領でカットして、花瓶に入れます。その時点ですでにモクモクした場合は、最後の1本は枝をばらして、サイドの隙間の部分に入れてみてください。水に浸かりそうな葉は切り落として」。

主役となるスプレー咲きと1輪咲きのバラをセレクト

次に主役になるバラを選びます。今回はグラデーションが楽しめるようにということで、ピンク・赤系のバラをたくさんご用意いただきました。赤いバラはフレグランスレッド、濃いピンクはルージュロワイヤル、青みピンクのイブピアッチェ、スモーキーピンクのナギサウェーブ、花びらがぎっしりのピンクアバランチェと、個性豊かなネーミングのバラの中から、スプレー咲きを1本、1輪咲きを3本使用しました。
「バラは通年手に入りますが、やはり初夏は一番きれいな季節ですし、種類も一番豊富。同じピンクでもいろいろなトーンがありますのでお好みで。全部種類を変えてもかまいませんので、ご自身の感性を生かして、直感で選んでください。選ぶ種類や色によって、雰囲気が変わりますので、オリジナリティが出るところだと思います。とげには気をつけて!」。


スモークツリーの枝分かれを利用して順番に挿していきます

1スプレー咲きのバラを持ち、きれいに見える面を自分に向けて、スモークツリーの枝にひっかけるように挿します。長さは花瓶の倍くらいにカットしますが、今回はスモークツリーがあるので少し短めに。
2次にバラに似たトルコキキョウ。冬以外は手に入り、とても持ちがいいお花です。こちらもバラと同じくらいにカットし、枝分かれがある場合は2つに分けて。バラの後ろのあたり、スモークツリーの間に挿します。
3 1本咲きのバラも網目状の枝の間に入れていきます。ほかのお花と高さを合わせるようにカットして、3本をバランスよく。
4アガパンサスを挿します。ちょっと隙間ができてしまっているところや色合いに変化がほしいところに入れるとポイントに。
5ハナシノブというカーブがあって動きが出る、楚々とした美しさのある初夏の花を入れて。葉は手で取ります。
6そしてクレマチス。短く切ってしまうと埋もれてしまうので、バラよりも少し長めにカット。曲がっているので難しいかもしれませんが、動きは出ますし、茎は細いのでどこにでも挿しやすいはずです。


仕上げに動きが出るつるものをプラスして完成!

最後の仕上げとして、利休草というつるものを。どんなお花にも合い、どんな季節にもある“万能薬”で、ぐるりと回すだけで簡単におしゃれな印象に。華やかでおもてなし風になり、形が崩れた時にもカバーしてくれるので便利です。「水に浸かる部分の葉は取り、ブーケの真後ろに茎を差し込んで、後ろから前に回すように一周させます。先端の葉が小さくなっている部分をお花の上や花瓶の端など、見えやすいところに持ってくるとかわいいアクセントに。安定感が悪い時は一度ブーケを両手で持ち上げて、形を整え、ワイヤーで留めて」。
 
【おしゃれに仕上げるためのポイント】
①主役になる花を最初に選んで全体像をイメージ
「小さなものはかわいらしいので最初に手に取りがちですが、最終段階の大きさや全体像が見えづらいので、まずメインとなる花を選んでから、小さなものを味付けとして添えて」。
②花瓶の約2倍の長さを目安に全体の高さを揃えて
「ぴょんと飛び出してしまう花があると、すごくバランスが悪くなってしまうので、全体の高さを合わせるのは大切。ご自宅でも使用する花瓶の倍くらいを目安にして長さを揃えると美しく見えて、上手に飾れると思います」。
③動きのあるものをプラスすると一味違った雰囲気に
「一番簡単な方法ですと、バラ1種類につるものをさらりとかける、それだけでも手が込んで見えて、きれいに仕上がります。スモークツリーのような一風変わった季節のものをプラスするのもおすすめ」。

花のある暮らしの魅力や楽しみ方について教えていただきました

レッスンの締めくくりとして、講師を務めていただいた近江さんに、お花を暮らしの中に取り入れる簡単な方法や日々の楽しみ方についてお話しいただきました。
「暮らしの中で季節を感じられるとより楽しく、充実した毎日になりますし、季節に敏感な方って、すごく素敵ですよね。旬の切り花を飾ると、簡単におうちの中に季節を取り入れることができます。何を選べばよいかわからない時は、お花屋さんで旬の花を教えてもらうといいですね。お店に並んでいるお花は、旬のものが一番種類も多く、新鮮だと思います。大切なのは直感で好きと感じた花を選ぶこと。花を飾ることを習慣にするのに決め事が多いと大変ですから、型やルールにとらわれず、その日の気分や直感で、今日はこれがいい!という花を見つけて、おうちに持って帰っていただくのが一番です。フェイラーのハンカチを選ぶようにお花も選んで、自由なアレンジを楽しんでいただければと思います」。

フェイラーのアイテムにお花をプラスすると写真がさらに素敵に!

アーティフィシャルフラワーアレンジメントのお仕事の経験をお持ちとのことで、お花をセンスよく取り入れたお写真がおしゃれと評判のオハナさん。

イベントの最後に、フェイラーのアイテムとお花をコーディネートした素敵なお写真をInstagramにご投稿くださっているオハナさんに、インスタ映えのコツを伺いました。
「ハンカチのモチーフに使われているお花とリンクさせると、簡単に統一感が出せるのでおすすめです。
★ヒマワリチェックのハンカチ は、スイーツもひまわりで揃えました。季節感を意識して、娘のかごバッグにお花を入れて夏っぽく。
あとは色をリンクさせるのも好きです。


★ミモザソラーレのハンカチ はミモザの花とレモンを使ったスイーツをイエローでまとめて。窓際で光の感じがいい時間帯に、柔らかい光と窓枠の影を生かすことで雰囲気のある写真になったと思います。


そして、お花をワンポイントで差し色にする撮り方もお気に入り。シックなアイテムを撮影する時は、ぱっと華やぐお花をプラス。
★カドゥメールのハンカチ はシンプルな背景にチューリップの色が際立って、上品さが引き立ったと思います」。





参加者の皆さんに①今回のイベントのご感想②最近、感性が刺激されたことや普段、暮らしの中で心踊ることについてお聞きしました。
 
写真左より、
オハナさん
①こんなにたくさんの生花を目の前に、ブーケを作るのは初めてでしたのでワクワクしました。アーティフィシャルフラワーと違って、生きている花はとてもデリケート。扱いに気をつけながら、花と向き合わなくてはいけないなという気持ちになりましたね。②バッグの中にフェイラーのハンカチが1枚入っているだけで、もう幸せです。一緒にお出かけするお友達感覚で、たまに忘れて出かけてしまうとそわそわしてしまうほど。購入した時の季節や気分など、どのハンカチにも思い入れがありますので、1枚1枚が愛おしいです。

マミさん
①アレンジは趣味でやっていましたが、生花は初めて。お花だけに集中する1時間は、非日常という感じで、とても貴重な体験でした。おしゃれなスモークツリーでかわいいイメージのバラがモダンになるのが楽しかったです。いろいろな花の組み合わせ方を自分なりにデザインするのもおもしろかったですし、まわりの方の作り方にも刺激を受けました。②バッグの隙間からフェイラーが見えるだけでテンションが上がります。仕事に出かける時も定期券をポーチに入れているので、改札でピッとするたびに元気をもらっていますね。

Uマリエさん
①お花は好きで、お店にもよく見に行きますが、アレンジを習ったことはなかったのでいい機会だと思い、応募してみました。いざやってみるとどこにどう挿せばいいのか、予想以上に難しいと思いましたが、大好きなピンクのお花に囲まれてうれしかったです。②最近夢中なものといえばフェイラー。スイーツを食べに行く時も、どのハンカチを持っていこうかなと考える時間が楽しいです。特にストロベリードットが大好きで、いつもバッグに入れて持ち歩いていますし、寝る時も枕に敷いて幸せな気分に浸っています。

ユリナさん
①とても勉強になったのは、花瓶に対して2倍の高さにまとめるとバランスがよいというお話。お花の楽しさは正解がないところで、自分の好きなもので埋め尽くせる世界だと思いますので、まずは好きだと思う花をひとつ決めて、そこから新しい花にもチャレンジしていきたいです。②お花と紅茶が大好きなので、かわいいお花を飾って、紅茶をいただくおうち時間にすごく幸せを感じます。今日もつけているお気に入りのエプロンをして、スイーツを手作りすることも。心がワクワクして、楽しい気持ちになりますね。

Kマリエさん
①アレンジを習ったことはあるのですが、近頃はバタバタしていて、久しぶりにお花に触れてみると、やはりかわいくて、気分が上がりますね。季節のお花を飾るだけでも豊かな気持ちになれると先生もおっしゃっていましたので、今後は取り入れてみたいと思います。②日々を楽しい気持ちにしてくれるのはフェイラーのハンカチです。服装は年齢とともに落ち着いた色を選びがちですが、ハンカチはいつもかわいくて、派手なものを。以前より外出先でハンカチを使う機会が増えましたので、取り出すたびにうれしくなります。

アサミさん
①お花が大好きで、普段からよく飾っていますが、今日は自分では選ばないようなお花にさわれたことが楽しかったですね。スモークツリーも初めてでしたし、いつもはつるものを買うことがないので、色の合わせ方を含めて新鮮でした。②その日のコーディネートに合わせるバッグをはじめ、ファッション、インテリアと日々の暮らしの中にどうフェイラーを取り入れるかを考えるのが毎日の楽しみ。その時間はある意味、感性が刺激されていると思いますし、私の生活に寄り添ってくれて、ありがとうという気持ちでいっぱいです。


今回、イベントを開催したショップをご紹介

フラワー・プランツショップFUGA(フウガ)
Shop Info
〒150-0001東京都渋谷区神宮前3-7-5青山MSビル1F・B1F
T E L : 03-5410-3707 不定休
営業時間:月・水・金13:00〜18:00、火・木・土・日11:00〜18:00
https://fuga-tokyo.com/ 
https://www.instagram.com/fuga_flower_plants/


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